2026年6月19日金曜日

再生回数の多いジャンルに飛びつく前に

YouTubeを始めたいと思ったとき、どうしても気になるのが再生回数です。

「このジャンルは伸びている」
「この動画は何十万回も再生されている」
「自分も同じことをやれば伸びるかもしれない」

そう考えるのは自然なことです。

けれど、再生回数の多いジャンルに飛びつく前に、一度だけ立ち止まったほうがいいと思います。

なぜなら、伸びているジャンルが、自分に合っているジャンルとは限らないからです。

たとえば、ゲーム実況が伸びているからといって、ゲームを長時間続けるのが苦手なら続きません。

解説動画が人気だからといって、調べることや台本作りが苦痛なら、だんだん投稿が重くなります。

ショート動画が伸びやすいからといって、毎日ネタを考えるのがつらければ、途中で止まってしまいます。

YouTubeで一番むずかしいのは、最初の一本を出すことではなく、続けることです。

再生回数だけを見て選んだジャンルは、最初は夢があるように見えます。

でも、自分の興味が薄いと、動画を作るたびに無理をすることになります。

無理をして作った動画は、だんだん義務のようになってしまいます。

もちろん、人気ジャンルを研究することは大切です。

どんなタイトルが見られているのか。
どんなサムネイルが押されているのか。
どんな流れで最後まで見られているのか。

そういう部分を学ぶのは、とても意味があります。

ただし、丸ごと真似するのではなく、自分が続けられる形に変えることが大切です。

たとえば、歴史が好きなら歴史解説。

イラストが好きなら、AIイラストや制作過程の紹介。

日常の考えごとが多いなら、雑記ブログのような語り動画。

自分の中にあるものと、見られやすい形を重ねることで、無理の少ないチャンネルになります。

再生回数の多いジャンルは、たしかに魅力的です。

でも、そこにはすでに多くの人がいます。

同じ場所に飛び込むなら、自分なりの切り口が必要になります。

声の雰囲気。
話し方。
絵の世界観。
投稿するテーマの選び方。

そういう小さな違いが、少しずつ自分のチャンネルらしさになっていきます。

最初から大きく伸びることばかり考えると、数字が出なかったときに落ち込みやすくなります。

けれど、最初は練習期間でもあります。

動画を作る練習。
タイトルを考える練習。
サムネイルを作る練習。
視聴者に伝える練習。

その積み重ねが、あとから大きな力になります。

再生回数の多いジャンルを見ることは、悪いことではありません。

ただ、その数字だけで自分の道を決めないほうがいいです。

自分が続けられること。
少しでも興味を持てること。
人に話してみたいと思えること。

そこから始めたほうが、長く続く可能性は高くなります。

YouTubeは、人気ジャンルを当てるだけの場所ではありません。

自分の中にあるものを、動画という形にして届ける場所でもあります。

だから、再生回数の多いジャンルに飛びつく前に、まず考えたいのです。

その動画を、自分は何本も作り続けられるのか。

その答えが少しでも「はい」に近いものを選ぶことが、遠回りに見えて、いちばん現実的な始め方なのかもしれません。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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