2026年3月9日月曜日

息をのんだ、再生数を確認する瞬間

動画を投稿したあと、しばらくは平気な顔をしていた。
「まあ、気長にいこう」と自分に言い聞かせながら、パソコンを閉じる。

……でも、やっぱり気になる。

数分後、気づけばまたパソコンを開いている。
まるでテストの結果を見る前のような、なんとも言えない緊張感。

そして、そっと再生数のページを開く。

その瞬間、思わず息をのんだ。

再生数は――「3」。

「おお……3人も見てくれたのか。」

そのうちの1回は、たぶん自分。
もう1回も、たぶん自分。
そして残りの1回は……誰だろう。

世界のどこかに、たった一人でも自分の動画を見てくれた人がいると思うと、なんだか不思議な気持ちになる。

コメントはまだない。
高評価もまだない。
でも、再生数の「3」という数字は、なぜかやけにうれしかった。

それからというもの、再生数を確認する回数だけは、なぜかプロ並みになっていった。

「まだ増えてないかな」
「もしかしてバズてないかな」

そんなことを思いながら、何度もページを更新する。

そして気づく。

動画編集よりも、再生数チェックのほうが上達していることに。

ユーチューバーへの道は、どうやら長そうだ。

でも今日もまた、少しだけ息をのみながら、再生数を確認してしまうのである。

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