動画を投稿したあと、しばらくは平気な顔をしていた。
「まあ、気長にいこう」と自分に言い聞かせながら、パソコンを閉じる。
……でも、やっぱり気になる。
数分後、気づけばまたパソコンを開いている。
まるでテストの結果を見る前のような、なんとも言えない緊張感。
そして、そっと再生数のページを開く。
その瞬間、思わず息をのんだ。
再生数は――「3」。
「おお……3人も見てくれたのか。」
そのうちの1回は、たぶん自分。
もう1回も、たぶん自分。
そして残りの1回は……誰だろう。
世界のどこかに、たった一人でも自分の動画を見てくれた人がいると思うと、なんだか不思議な気持ちになる。
コメントはまだない。
高評価もまだない。
でも、再生数の「3」という数字は、なぜかやけにうれしかった。
それからというもの、再生数を確認する回数だけは、なぜかプロ並みになっていった。
「まだ増えてないかな」
「もしかしてバズてないかな」
そんなことを思いながら、何度もページを更新する。
そして気づく。
動画編集よりも、再生数チェックのほうが上達していることに。
ユーチューバーへの道は、どうやら長そうだ。
でも今日もまた、少しだけ息をのみながら、再生数を確認してしまうのである。
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